iPad をホワイトボードとして使うなら Apple Pencil がオススメ!
オフィスで会議に参加するときとリモートワークで会議に参加するときの一番の違い、それは会議室のホワイトボードを使えないこと。(と個人的には思っている)
ちょっと絵に描いてイメージを共有する、ことが出来ないのがストレスに感じる。
そのため、リモートワークを始めた当初はPCのWebカメラに手書きのノートを投影したりしていたが、文字が見にくいし、何より書いている間に会議の参加者を待たせるのがちょっと気まずい。
ということで、今は Mac に duet display をインストール (アップル純正のツールである Sidecar は所有するMacのバージョンではサポートされなかった ) して、 iPad を外付けモニタ兼液晶タブレットとして使用し、 miro や A Web whiteboard などで画面共有やURL共有しながらオンラインホワイトボーディングしているが、なかなか良い感じである。
ちなみに、絵描きさんが使うような液晶タブレットでも同じことは出来るが、リモートワークを機に購入するのであれば、今後も何かと使い道がある iPad の方が個人的には良いと思う。(リモートワーク期間しか使えないものに投資したくない貧乏性なのです、すいません。)
実際に iPad でオンラインホワイトボーディングしてみると、文字などを書く場合は指でも何とかなることが分かった。しかし、細かい図形や構成図などを指で描くことに限界を感じてきた(まっすぐ書けない、大きい図形になってしまう)ので、評判が良い Apple Pencil に興味を持って実際に買ってみた。
結論から言うと、iPad + Apple Pencil の組み合わせはオンラインホワイトボーディングする上で直感的で非常に効率が良い。細かさの感覚としては 指 = ハイマッキーの太い方 で Apple Pencil =ハイマッキーの細い方 ぐらいの違いを感じる。
iPad は持っているけど Apple Pencil は持っていないという人が自分の周囲に多かったので、Apple Pencil を購入するにあたっての注意事項や合わせて買ったほうがよいものなどを本記事でまとめてみる。今後 Apple Pencil を買う予定がある人は是非見てほしい、買う予定のない人も見てほしい。
著者の環境
まず前提として、自分の環境は以下の通り。
- MacBook Pro (13-inch, 2017) macOS Mojave version 10.14.6
- iPad 第7世代 Wi-Fi 32GB version 13.4.1
- Apple Pencil 第1世代
そもそも、Apple Pencil とは?
ざっくりいうと「iPadで細かく 絵を描く or メモをする ためのペン」。
例えば、iPad上で PDF ファイルに細かくメモを書く、とかオンラインメモ帳としてグラフィックレコーディングする、など指ではなくペンで細かく書きたいケースの場合は、間違いなく投資対効果は高い。
逆に言えば、メルカリに出品する時に〇〇様専用と写真にちょっとメモを書く、など小さくきれいに書く必要が無いケースでは Apple Pencil は必要ないし Too Much だと思う。指で十分。
Apple Pencil の注意点
注意点1. 第1世代と第2世代でサポートされているiPadのモデルは異なる
後述するが、そもそもサポートされているiPadのモデルはソコソコ新しいモデルに限定されている。(例えば iPad mini は第5世代以降のモデルしかサポートされない)
かつ、Apple Pencil の第1世代と第2世代でサポートされているiPadのモデルは異なり、上位互換するわけではない。
そのため、「うちのiPadちょっと古いけど使えるでしょ」「Apple Pencilって2種類あるんだ、新しい方の第2世代買っとけばよいか」と考えずに、必ず事前に公式サイトで対応する iPad を確認した方が良い。
注意点2. iPhoneでは使用できない
iPadに書けるなら当然iPhoneにも書けるだろ、と思ってたら iPhoneでは使用不可。(買ってから気づいたYO!)
ついでにiPhoneのメモ帳アプリとかに図形書けたら便利だな〜と思っていたので、ちょっと意外だった。
iPad持ってなくて iPhone のアプリのみでで Apple Pencil 使いたい人(さすがに居ないと思うが)は要注意。
Apple Pencil の第1世代と第2世代のどっちを買えばよいか
Apple Pencil (第2世代) は、 Apple Pencil (第1世代) より書き心地もUPしていて、本体タップで鉛筆⇔消しゴム切り替えできたり、充電方法もスマート。
しかし、そもそもサポートされているiPadのモデルが完全に異なるので、所有している or 購入する予定があるiPadのモデルがどちらに対応しているのかだけを見れば良いと思う。
サポートされるiPadのモデルの違いは以下。12.9インチiPad Pro は世代によって違うから特に注意。
Apple Pencil 第1世代 | Apple Pencil 第2世代 |
---|---|
iPad Air(第3世代) iPad mini(第5世代) iPad(第7世代) iPad(第6世代) 12.9インチiPad Pro(第1世代と第2世代) 10.5インチiPad Pro 9.7インチiPad Pro |
12.9インチiPad Pro(第3世代と第4世代) 11インチiPad Pro(第1世代と第2世代) |
Apple Pencil (第1世代) を実際に使ってみて
公式のペンだから書きやすい
これは最初に書いた通り。別のスタイラスペンも持ってはいるが、書きやすさや握りやすさなど総合的な使いやすさの観点では圧倒的に Apple Pencil に軍配が上がる。
なお、 Apple Pencil を買ったはいいものの使わないというのは勿体ないので、オンラインホワイトボーディングを仕事で使う予定がある→まず指で書いてみる→物足りないから安いスタイラスペン買う→更に物足りないからApple Pencil買う、のステップで Apple Pencil はフリーザ最終形態的な扱いにした方が良いと思う。
ペアリングする際はiPadに刺す必要がある
一番最初に iPad に Apple Pencil を ペアリング する際は、Apple Pencil を iPad の Lightning コネクタに刺すちょっと間抜けな状態になる。
なお、Apple Pencil (第2世代) は iPad Pro の側面にある磁気コネクタに Apple Pencil を取り付けるだけでよいので、かなりスマート。
iPadに刺しても、Lightningケーブルに挿してもどっちでも充電できる
これは買ってから知ったのだが、先程のペアリングのときと同様に直接 iPad に刺すことも出来るし、付属のコネクタを用いて Lightning ケーブルで充電することも出来る。
直接 iPad に刺すとバキッと折れそうで少し怖いので、Apple Pencil を充電する時は iPhone 充電時にに使用している Lightning ケーブルを流用している。
充電しながら使用することは出来ない
iPad に刺した状態では当然 Apple Pencil は使用出来ない。Apple Pencil を Lightning ケーブルで充電しながら使用できるか確認してみたが、使用できなかった。
会議の途中でバッテリー切れになったらどうしよう、と思ったけど15秒充電で30分使用できると言われているし、Apple Pencil の充電に関してはあまり神経質にならなくても良いかなと思った。
バッテリー残量を調べることは出来ない
正確にはApple Pencil (第1世代) は出来ないが、Apple Pencil (第2世代) は出来る。
ついでに、ケースとフィルムも買っとこう。
Apple Pencil が収まる iPad ケース
これは Apple Pencil (第1世代) を買う予定がある人は、一緒に買ったほうが良いと思う。Apple Pencil (第1世代)は iPad本体にくっつかないので、別で管理する必要があるが、カバンの中にポイッと入れたりすると確実に無くすので、ケースで一緒に保管する方が良い。
自分が持っているのは ESR の iPad ケースで、これはオススメ。自分が買ったときはブラックがあったが、今見たらブルーしか無かった。
オススメな理由は以下の3つで、正直以下の3つが満たせれば他のメーカーのものでも良いと思う。
- マグネット内蔵でオートスリーブ機能に対応している。まあコレはケースの前提条件。
- 30度と65度の2段階角度が調整できるので、お絵描きするときは30度、動画を見るときは65度と使い分けられる。
- ケースに収納スペースが3箇所(①Apple Pencil本体の格納、②ペン立て、③Lightning ケーブル用のコネクタを格納)あって、ガッチリハマって安心感がありつつ、裏側から簡単に押し出せる。②は特に便利でこれがないと机の上でペンがちょっと転がるし、③とか無くしそうなので一緒にしまえるの助かる。
ペーパー加工の iPad 保護フィルム
iPad の通常の保護フィルムだと、ペン先がカツカツ言う&滑りやすい。そのため、ペーパー加工(紙みたいにザラザラしている)されている保護フィルムを使うと書きやすくなる。
ザラザラしているため、通常の指でのタッチ操作に違和感を感じたがすぐ慣れた。
自分が持っているのは MS factory の ペーパーライクフィルム で、不満はない。
エレコム か MS factory のどちらかのメーカーのペーパーライクフィルムであれば間違いないかと。
まとめ
- リモートワークでオンラインホワイトボーディングするなら、iPad + Apple Pencil の組み合わせがオススメ。
- Apple Pencil でサポートされる iPad のモデルは事前確認必須。
- iPad のケースとフィルムも合わせて買っといたほうが色々はかどる。